浴室暖房乾燥機

【保存版】浴室暖房乾燥機の交換費用と後付け工事費用の目安

浴室暖房乾燥機は、洗濯物を乾燥させたり冬場は暖房機能で快適に入浴することができたりと非常に便利な住宅設備です。

そんな便利な浴室暖房乾燥機ですが、交換費用はいくらかかるのでしょうか?
浴室暖房乾燥機の設置を検討されている方は、後付けする場合の費用が気になりますよね。

そこで、今回の記事では

  • 浴室暖房乾燥機の交換費用・後付け費用
  • 浴室暖房乾燥機の交換のタイミング
  • 浴室暖房乾燥機のメリット・デメリット
をわかりやすく解説します。

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浴室暖房乾燥機の交換費用はいくら?

浴室暖房乾燥機の熱源には「電気式」「ガス式」の2種類あります。

また、設置方法は「埋め込みタイプ」「壁掛けタイプ」の2種類ありますので、ご家庭の設置されている浴室暖房乾燥機に合うものをお選びください。
※メーカーやグレード、換気室数によって費用は異なります。

浴室暖房乾燥機の選び方については下の記事で詳しくご説明しています。

さらに詳しく

電気式の浴室暖房乾燥機

天井埋め込みタイプ

参考マックス

埋め込みタイプの浴室暖房乾燥機の交換費用は約70,000〜130,000円程度になります。

1室換気 約70,000〜120,000円
2室換気 約75,000〜125,000円
3室換気 約80,000〜130,000円

【交換工事費用】
約28,000円

壁掛けタイプ

参考三菱電機

壁掛けタイプの浴室暖房乾燥機の交換費用は約95,000〜110,000円程度になります。

換気機能なし 約95,000円
換気機能あり 約110,000円

【交換工事費用】
約25,000円

ガス式の浴室暖房乾燥機

参考ノーリツ

天井埋め込みタイプ

埋め込みタイプの浴室暖房乾燥機の交換費用は約105,000〜135,000円程度になります。

1室換気 約105,000〜125,000円
2室換気 約120,000〜135,000円
3室換気 約130,000〜135,000円

【交換工事費用】
約33,000円

壁掛けタイプ

参考ノーリツ

壁掛けタイプの浴室暖房乾燥機の交換費用は約75,000〜150,000円程度になります。

【交換工事費用】
約33,000円

浴室暖房乾燥機を交換するタイミングは?

浴室暖房乾燥機の寿命

浴室暖房乾燥機の寿命は、10年です。
使用状況や使用頻度によって異なりますので、7年で故障する場合もあれば、10年以上使える場合があります。

ただし、メーカーの設計標準使用期間が「10年」ですので、この期間を過ぎると、経年劣化によりケガや火災など重大な事故に繋がる可能性があります。
使用開始から10年経過していたら、交換を検討しましょう。

設計標準使用期間

標準的な使用条件の下で使用した場合に、安全上支障がなく使用できる標準的な期間として設計上設定される期間のことです。
この期間を過ぎると、経年劣化により事故が発生するおそれがありますので、注意しましょう。

不具合や故障が頻繁に起こる

不具合や故障が使用開始から7〜8年経過して頻繁に発生する場合は、経年劣化によるものと考えられます。
下記の症状が現れるようになったら交換を検討しましょう。

浴室暖房乾燥機から異音がする

浴室暖房乾燥機から「ガタガタ」「ゴーゴー」など異音がしたら、まずファンやフィルターのお掃除を行いましょう。

お掃除をしても改善されない場合は、モーター部分が劣化している可能性があります。
修理または交換を検討しましょう。

電源が入らない

参考三菱電機

浴室暖房乾燥機の電源が入らない場合は、ブレーカーが落ちている可能性がありますので、分電盤を確認しましょう。

ブレーカーに問題なければ、リモコンもしくは機器本体が故障しているかもしれません。
修理または交換を検討してください。

性能や能力が落ちた

換気や暖房、乾燥の効きが悪い、カビが発生しやすくなったなどの原因は、フィルターが目詰まりしている場合があります。
フィルターのお掃除をしてみてください。

お掃除を行っても改善されない場合は、部品の劣化や本体が故障している可能性があります。
修理または交換を検討しましょう。

後付け(新設設置)の場合はいくら?

浴室暖房乾燥機を後付けする場合の費用は、ユニットバスなのか在来工法の浴室なのか、また電気式なのかガス式なのかで大きく費用が異なります。

電気式の場合

【後付け工事費用】

電気式(天井埋め込みタイプ) 電気式(壁掛けタイプ)
ユニットバス 55,000円 44,000円
在来工法の浴室 60,000円

※工事費用はおおよその目安になります。

在来工法の浴室の場合、天井埋め込みタイプは様々な条件が揃わなければ設置ができません。
そのため、壁掛けタイプをオススメします。

天井埋め込みタイプを設置できる条件については、以下の記事で詳しくご説明しています。

さらに詳しく

ガス式の場合

ガス式の浴室暖房乾燥機は、通常の給湯器では使用できません。

通常の給湯器が設置されているご家庭の場合、暖房専用熱源機または給湯暖房用熱源機に交換する必要があります。
そのため、後付け費用は高額になります。

また、配管工事、ガス工事、電気工事・壁貫通工事などオプション工事が必要です。
ご家庭の状況によって費用は大きく異なりますので、業者に見積りを依頼しましょう。
交換費用を抑えたい方は、電気式をオススメします。

浴室暖房乾燥機を設置するメリット・デメリット

メリット

時間帯や天気を気にしなくても良い

朝の忙しい時間に洗濯物を干せない時や雨が続く梅雨時や花粉の季節などを気にせず洗濯物を干せて乾燥まで行えるのは最大のメリットではないでしょうか。

また、部屋干し特有のニオイや生乾きのニオイなどもしにくいので、非常に便利です。

シワになりにくい

浴室乾燥機能を使用して洗濯物を干すことによって、衣類がシワになりにくく乾燥させることができます。

洗濯乾燥機や衣類乾燥機の場合は、回しながら乾燥させるためシワになりやすく、衣類が縮んでしまう場合がありますが、浴室乾燥ならハンガーなどに吊るして乾燥させるので安心です。

夏は涼しく、冬は温かくできる

夏は涼風機能で涼しく、冬は暖房機能で温かく入浴できるので、バスタイムを快適に過ごすことが可能です。
特に血圧の高い方やお年寄りの方には「ヒートショック」対策になるので、未然に事故を防ぐことができます。

ヒートショック

急激な温度の変化によって血圧が大きく上下し、心臓や血圧の疾患が起こる健康被害のことヒートショックといいます。
入浴中の事故で亡くなられる方は年々増加傾向にあり、「ヒートショック」が事故の大きな要因のひとつに上げられています。
血圧の高い方やご高齢の方は特に注意しましょう。

カビの発生を防ぐ

浴室内は湿度が高く、カビが発生しやすい場所ですが、乾燥機能を使うことでカビの発生を防ぐことができます。
カビを防ぐことができれば、浴室のお掃除もラクになります。

デメリット

光熱費がかかる

参考TOTO

電気代はメーカーや機種によって異なりますが、1時間あたり約30〜50円。
洗濯物が乾くまで4時間程かかるため、1回の使用で約120〜200円の電気代がかかります。

洗濯乾燥機はシワになりやすいデメリットがありますが、電気代は縦型で約90円、ドラム式で50円とコストの面では光熱費を抑えることができます。

ガス式の場合は、電気式に比べてパワーが強いので、ランニングコストを抑えることができます。
ただし、設置費用は高額になります。

洗濯物を干す量が限られる

ベランダや外に洗濯物を干すスペースに比べ、浴室内に干せるスペースは狭くなります。

そのため、洗濯物を干す量が限られ、2回に分けて干すと手間や時間がかかり、さらに光熱費もかさむデメリットがあります。

洗濯物を干している時はお風呂に入れない

浴室で洗濯物を干している時はもちろん、入浴することができません。
一人暮らしの場合などは問題ありませんが、家族がいる場合は入浴時間を考えて、洗濯物を干さなければいけません。

浴室暖房乾燥機の交換、後付け費用は設置条件によって異なる

今回の記事は、浴室暖房乾燥機の交換費用、後付け費用などについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

浴室暖房乾燥機の費用は、設置場所や換気室数、電気式かガス式で異なります。
また、後付けも交換同様、上記の条件プラス設置場所の状況によっては工事費用が高額になる可能性があります。

浴室暖房乾燥機は、ヒートショック対策やカビの発生防止など様々なメリットがありますが、光熱費がかかるなどデメリットもあります。

ご自宅の状況にあわせて、浴室暖房乾燥機の交換・後付けの参考にしてみてくださいね。

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