「ウォシュレットの調子が悪い」「交換したいけど費用はいくらかかるんだろう」「自分で取り付けてみようかな」
そんなウォシュレットに関する悩みや疑問はありませんか?
そこで今回の記事では、ウォシュレットの取り付け費用や取り付け方法についてご紹介します。
ウォシュレットの交換時期や選び方もあわせてご説明します。
是非、参考にしてみてくださいね。
「ウォシュレット」という名称は、TOTOの温水洗浄便座の商品名!
実は「ウォシュレット」は一般名称ではなく、TOTOの「温水洗浄便座」の商品名なのです。
正式名称は「温水洗浄便座」になります。
他メーカーだと、LIXILが販売している温水洗浄便座の商品名は「シャワートイレ」、パナソニックは「ビューティ・トワレ」、東芝は「クリーンウォッシュ」といった形で名称が変わります!
どのメーカーの商品も基本的な機能やノズルの出し方などは変わりません。

目次
ウォシュレット(温水暖房便座)の取り付け費用は?
ウォシュレット(温水暖房便座)取り付け費用は、約45,000~135,000円が目安になります。
袖リモコンタイプのウォシュレット | 約45,000~70,000円 |
壁リモコンタイプのウォシュレット | 約60,000円~135,000円 |
※メーカーやグレードによって、取り付け費用は異なります。
【取り付け工事費用】
約11,000円
【オプション工事費用】
給水ホース交換工事 | 約5,000円 |
コンセント設置工事 | 約20,000円 |
止水栓交換工事費用 | 約8,000円 |
自分でも取り付けられるの?
ウォシュレット(温水暖房便座)はご自身でも取り付け可能です。
取り付け前の確認事項や注意点、取り付け手順についてご紹介します。
確認事項
トイレのコンセントはある?
ウォシュレット(温水暖房便座)は、電気製品です。
そのため、電源コンセントがトイレ室内に必要になります。
電源コンセントの有無を確認しましょう。
トイレ室内に電源コンセントがある場合は問題ありませんが、電源コードの長さは約1.0m~1.2mなので長さ足りない場合は、延長コードの利用またはコンセントの位置を移設しましょう。
電源コンセントの移設工事は業者に依頼してください。
※電源コードはメーカーによって異なります。
ただし、延長コードを利用した場合、コンセントとプラグの間に水がかかってしまうと感電や火災の原因になるので、オススメは致しません。
トイレ室内に電源コンセントがない場合は、業者に設置工事を依頼してください。
便器のタイプは?
まず、お使いの便器のタイプはウォシュレットに対応しているか確認しましょう。
一般洋風便器 | ワンピース式便器 | 隅付きロータンク式便器 |
![]() |
![]() |
![]() |
〇 | 〇 | △ |
取り付けできます | 取り付けできます | ※要確認 |
参考LIXIL
※隅付きロータンク式便器は、給水ホースの長さが12㎝以上必要です。
12㎝未満の場合、ウォシュレットに付属されている分岐水栓では取り付けができない可能性があり、別途、分岐水栓を用意する必要があります。
取り付けに必要なスペースは?
ウォシュレットの取り付けに必要なスペースは、メーカーや機種によって異なります。
下記の寸法があれば、どんな機種でも取り付けできます。
A | B | C |
345mm以上 | 330㎜以上 | 400mm以上 |
隅付きロータンク式便器の場合は、便器とタンクの距離も確認する必要があります。
また、ロータンクが左右どちらに設置されているかによっても必要な寸法が異なるので、判断が難しい場合は、メーカーまたは専門業者に確認しましょう。
ウォシュレット購入前のチェックポイントをメーカごとに記載しますので、是非参考にしてください
TOTO
LIXIL
Panasonic
ウォシュレット(温水暖房便座)の取り付け手順
必要なモノ
- ウォシュレット
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
- モンキーレンチ
- バケツまたは雑巾
step
1止水栓をしめる
マイナスドライバーなどで止水栓をしめて、給水を止めましょう。
止水栓の位置は調整されているので、元の位置を覚えておくことがポイントです。
※止水栓がない場合は設置が必要です。
専門業者に依頼しましょう。
step
2便座を外す
便座の裏側にナットで固定されているので、モンキーレンチで外しましょう。
※メーカーや機種によってはナットではなく、ネジで固定されている場合があります。
step
3給水管を外す
トイレのタンクに給水している給水管の接続部分のナットをモンキーレンチで外しましょう。
ゆっくりナットを緩めてください。
給水管を取り外した際に水がこぼれる可能性がありますので、洗面器または雑巾を床に置いておきましょう。
古いウォシュレットが取り付けられている場合は、分岐水栓も取り外す必要があります。
step
4分岐水栓を取り付ける
ウォシュレット分岐水栓と止水栓の間にパッキンを入れて取り付けてナットをしめましょう。
step
5ベースプレートとウォシュレット本体を取りつける
まず、便器にベースプレートを取り付けてください。
取り付けたベースプレートに差し込みましょう。
step
6給水ホースを本体に接続する
ウォシュレットと分岐金具を給水ホースで接続してください。
step
7取り付け完了
電源コンセントを差し込んで、止水栓を開ければ完了です。
1時間あれば取り付けできるのではないでしょうか。
ウォシュレット(温水暖房便座)の処分方法は?
ウォシュレット(温水暖房便座)が不要になった場合は、以下の方法で処分できます。
- 粗大ゴミとして処分する
- 不用品回収業者に依頼する
- 自治体のゴミ処理場に直接持っていく
- リサイクルショップなどで買い取ってもらう
自分で取り付けるメリット・デメリット
メリット
- 工事費用がかからない
- 自分のタイミングで交換できる
デメリット
- 工具を揃える必要がある
- 水漏れなどのリスクがある
- 購入したウォシュレットが合わない可能性がある
賃貸物件にお住まいの場合は、管理会社に確認しよう
賃貸物件のウォシュレット(温水洗浄便座)は、基本的に大家さんの所有物になります。
許可を得ず、取り付けを行った場合、契約違反と判断されてしまい、退去を命じられる可能性があるので注意が必要です。
ウォシュレットの取り付けをするには、必ず、管理会社または大家さんの許可を得てから行いましょう。
ウォシュレット(温水暖房便座)の交換時期は?
「ウォシュレット(温水暖房便座)の交換時期はいつなんだろう…」と疑問に思いますよね。
多くの方は不具合や故障が発生して使用できなってから交換している方が多いと思います。
しかし、使えなくなってから新しいウォシュレットに交換するまで最低、2、3日はかかるかと思われます。
そんな困ったことにならないように早めに交換時期を把握しておきましょう。
- 設置から10年経過した(寿命)
- 不具合や故障が頻発するようになった
- 汚れが付着しやすくなった
- お掃除しても汚れが落ちにくくなった
- ウォシュレットの新しい機能が気になる
- 水道代や電気代のコストを抑えたい
ウォシュレットの寿命については、以下の記事で詳しくご説明しています。
さらに詳しく
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ウォシュレットの寿命は何年?どんな症状が出たら交換すべき?
ウォシュレット(温水洗浄便座)の選び方
貯湯式と瞬間式
ウォシュレット(温水洗浄便座)には、温水の温め方式が2種類あります。
貯湯式
ヒーターで一定の温度で温められた温水をタンクに貯めてき、タンクの中の温水を出す方式です。
貯めている温水を使用するので、1分ほど使用した場合、湯切れにより徐々に水に変わります。
また、瞬間式に比べて電気が少し高くなりますが、消費電力が低いので、ブレーカーの容量が少ない場合でも使用できるメリットがあります。
瞬間式
瞬間湯沸し器と同じで使用する時にお湯を沸かす方式なので、貯湯式のような温水タンクはありません。
湯切れの心配がなく、長時間使用しても温水の温度は変わりません。
また、使用する時だけ沸かす方式のため、省エネにつながります。
袖リモコンと壁リモコン
ウォシュレット(温水洗浄便座)のリモコンには「袖リモコン」と「壁リモコン」の2種類あります。
それぞれのメリットデメリットについてご紹介します。
袖リモコン
参考LIXIL
メリット
- 価格がリーズナブル
- ビスの穴を壁に開ける必要がない
デメリット
- 操作部が凸凹しているのでホコリや汚れがたまりやすい
- 操作部が凸凹しているのでお手入れがしにくい
壁リモコン
参考LIXIL
メリット
- 機能が豊富
- お手入れがしやすい
- 壁に取り付けるため見た目がスッキリする
デメリット
- 袖リモコンタイプより価格が高い
- ビス穴を壁に開ける必要がある
機能で選ぶ
参考TOTO
オート開閉 | 便器に近づくと人の動きにあわせてセンサーが検知し、便フタが自動で開閉します。 閉め忘れることがないので、便座の保温性が持続し、節電効果に期待できます。 また、自動で開閉することによって、手で触らなくて良いので清潔です。 |
オート便器洗浄 | 座っている時間に応じて、便座から立ち上がると、大・小の洗浄を自動で行います。 流し忘れることがないので安心です。 |
ノズル除菌 | 銀イオン水でノズルの使用後、しっかり洗浄します。 菌の繁殖を銀イオンの力で除菌します。 |
脱臭 | 脱臭機能で次に使用する人に不快感を与えることがなく、安心です。 |
温風乾燥 | 心地良い温風でおしりを乾燥させ、さらさらで快適です。 |
やわらかライト | 自動で柔らかい光が便器に人が近づくと点灯します。 便器やリモコンの位置が夜中の暗い室内でも分かるので安心です。 |
上記でご紹介した機能以外にも便利な機能は様々ありますので、ご家庭に合ったウォシュレットを選びましょう。
自分でウォシュレットの取り付けに自信がないなら、業者に依頼しよう
今回の記事では、ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換費用、取付方法などご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ウォシュレットの取り付け費用は袖リモコンの場合、約45,000~70,000円。
壁リモコンの場合は約60,000円~135,000円です。
ご自身でも、取り付けすることはできるので、費用を抑えることができます。
しかし、水漏れなどのトラブルが発生した場合、業者を呼ばなければならないため手間や時間、費用も掛かり二度手間になってしまいます。
取り付けに自身がない方は、業者に依頼しましょう。
取り付け費用は約11,000円程度なので、そんなに高くはないと思います。
ウォシュレット取り付けの際は、是非参考にしてみてくださいね。
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