お風呂・浴室リフォーム

お風呂をキレイに保つお掃除方法を部分別でご紹介!

1日の疲れを癒してくれるお風呂。

お風呂は湯船にゆっくり浸かって一人で考え事をしたり、親子で楽しく入浴したり…。
ご家庭ごとに入浴スタイルは異なりますが、そんなお風呂場が汚れていたら、せっかくの良い気分が台無しになってしまいます。

水まわりのお風呂場は湿気が多く、汚れやカビが特に発生しやすい場所です。

そこで今回は、お風呂をキレイに保つお掃除方法を部分別でご紹介します!
お風呂の汚れの種類やお掃除を楽にする方法も合わせてご紹介しますので、この記事を全部読み終えた頃には、あなたもお風呂掃除のプロになっていることでしょう。

お風呂の汚れの種類

赤カビ

赤カビと呼ばれていますが、「ロドトルラ」という酵母菌の一種でカビではありません。

人体の皮脂や水アカなどを栄養源にして繁殖をします。
人体に影響はありませんが、繁殖スピードが速く、黒カビの発生原因になります。
赤カビを発見したら、すぐにスポンジ等でお掃除をしましょう。

赤カビは、浴室の床や壁・風呂桶や水滴が残っているところで繁殖します。
特徴は、ピンク色でニオイはなく、ヌルヌルしています。

黒カビ

カビの中でも代表的な「黒カビ」は、お風呂の壁や床、パッキンなどに黒くポツポツと繁殖していきます。

カビのエサとなる湿度・温度・栄養源(皮脂や石けんカス)の3つの条件が揃うと黒カビは発生します。
お風呂場以外でも洗面台やエアコン内部、壁など家中の至る所に繁殖します。
黒カビ自体に毒性はありませんが、体内に入り込むとアレルギーや気管支疾患の原因にもなるので注意が必要です。

正式名称は「クロドスポリウム」といい、深く根を張ると落とすことが難しくなります。
黒カビを見つけたら、早めに対処することが重要です。

黒カビは、浴室の床や壁、洗面器、浴室ドアや洗面器などに多く見られます。
湿気が多いところで繁殖しますが、繁殖後は乾燥や低温にも強いという特徴を持っています。

水アカ

水アカは、水道水に含まれているマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分が固まったものです。
したがって、水アカの正体は「」ということになります。

水分だけが蒸発し、ミネラル成分は蒸発せずに結晶化してその場に残るため、ザラザラした汚れができてしまいます。
時間が経てば経つほど、水アカはこびりつき、さらに濡れたり乾いたりを繰り返すと頑固な汚れになります。
水アカは白っぽく、うろこ状のような形をしているのが特徴です。

湯アカ

水アカと同じものと思われがちですが、実は真逆の性質を持っています。

水アカは水道水に含まれるカルシウムなどが原因で、アルカリ性の性質です。
一方、湯アカは酸性の性質を持っていて、水道水の中に含まれるマグネシウムと石けんの成分が化合することで発生します。

水アカはザラザラしていますが、湯アカはヌルヌルしています。
時間が経つと茶色く固まって頑固な湯アカになるのが特徴です。

石けんカス

金属石鹸

水道水に含まれているマグネシウムやカルシウムなどと石けんの成分が化合して発生するアルカリ性の性質を持った石けんカスです。
水に溶けないため、こびりつくと洗剤をつけてスポンジでこすっても石けんカスは落ちません。

酸性石鹸

皮脂汚れと石けんの成分が化合して発生する酸性の性質を持った石けんカスです。

汚れに対して石けんが足りていないと付着してしまう石けんカスで、色は灰色っぽくベタベタしています。
金属石鹸と比べると、比較的簡単に落とすことができる汚れです。

皮脂汚れ

体や頭を洗った際に洗い流された皮脂が蓄積した汚れです。

お風呂場の床や浴槽のエプロンにヌルヌルとした汚れで、放置すると固まって取れにくくなります。
皮脂汚れは避けられない汚れです。

お掃除に必要なもの

必要なモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • カビキラーなどのカビ取り剤
  • 「ジャバ」などの風呂釜洗浄剤
  • セスキ炭酸スプレー
  • クエン酸スプレー
  • 重曹
  • 手袋
  • ゴーグル
  • スポンジ
  • 細いブラシ(歯ブラシなど)
  • キッチンペーパー
  • ラップ

手が荒れないように手袋をしてからお掃除をしましょう。

重曹スプレーの作り方

スプレーボトルにぬるま湯200mlと、重曹大さじ1を入れて混ぜる
※消臭や手あか汚れに効果があります。

クエン酸スプレーの作り方

スプレーボトルにぬるま湯200mlと、クエン酸小さじ1を入れて混ぜる
※除菌や汚れ防止に効果があります。

セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方

スプレーボトルにぬるま湯500mlと、セスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて混ぜる
※油汚れや湯アカ汚れに効果があります。

部分別お掃除方法

お風呂の汚れの種類と落とし方を理解したら、あとはお掃除をするだけ。
下記に部分別でお掃除に必要なモノや頻度、手順についてご紹介します。

天井

お風呂の天井には、ホコリや飛び散った水、石けんの泡などが付着しています。
また、黒カビが発生しているとカビの胞子が浴室全体に飛び散ってしまい、他の箇所にも発生する可能性がありますので、注意が必要です。

手の届かない天井は、柄の長い浴室の天井用モップやフロアワイパーなどで汚れを落としましょう。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • 浴室天井用のモップまたはフロアワイパー
  • カビキラーなどのカビ取り剤(必要に応じて)

お掃除頻度の目安

月に一度

お掃除の手順

  • 浴室天井用のモップまたはシートをセットしたフロアワイパーに浴室用の洗剤をしみ込ませ、天井全体を軽くこすりましょう。
  • 汚れを落としたら、天井にシャワーをかけて良く洗い流してください。
    水がかからないように注意しましょう。
  • 最後に乾いた布でしっかり水分を拭き取ってください。
※カビが生えている場合は、カビキラーなどのカビ取り剤を使ってカビを取ってください。
ただし、カビ取り剤を使用した後は、水拭きと乾拭きをしっかり行いましょう。

お掃除のポイント

目に洗剤やカビ取り剤が入ると失明する恐れがありますので、ゴーグルを着用することをオススメします。
洗剤やカビ取り剤が顔や体にかからないように、直接天井にスプレーをせず、必ずモップやシートに染み込ませてお掃除しましょう。

換気扇のお掃除方法については、以下の記事で詳しくご説明しています。

さらに詳しく

壁・ドア

頭や体を洗った水や石けんが腰より下の位置にハネやすく、汚れがこびりつきやすい箇所です。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • カビキラーなどのカビ取り剤(必要に応じて)
  • クエン酸スプレー
  • スポンジ
  • 細いブラシ(歯ブラシなど)
  • キッチンペーパー

お掃除頻度の目安

週に一度

お掃除の手順

  • シャワーで床を濡らして、浴室用中性洗剤を壁・ドアにかけてスポンジでこすります。
  • ドアノブやパッキンのお掃除がしにくい箇所は、細いブラシでこすりましょう。
  • 汚れが落ちたら、シャワーで洗い流してください。
※カビが生えている場合は、カビキラーなどのカビ取り剤を使ってカビを取ってください。
ただし、カビ取り剤を使用した後は、水拭きと乾拭きをしっかり行いましょう。

浴室用中性洗剤で水アカや石けんカスの汚れが落ちない場合は、クエン酸パックが有効です。

クエン酸パックの手順

  • キッチンペーパーにクエン酸水をスプレーして、汚れが落ちない箇所に貼り付けます。
  • そのまま10〜15分ほど放置します。
  • 時間が経ったらキッチンペーパーをはがして、シャワーで洗い流してください。

お掃除のポイント

お風呂上りにシャワーを壁やドア全体にかけて、汚れの原因になる皮脂やアカを洗い流しましょう。
毎日の入浴後に簡単にお掃除すれば、汚れがこびりつきにくく、キレイな状態を保てます。

床の汚れは石けんカスや赤カビ、黒カビなど様々な汚れが付着しやすい箇所です。
赤カビは放置すると黒カビが生えやすくなります。
しっかりお掃除をして汚れを落としましょう。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • カビキラーなどのカビ取り剤(必要に応じて)
  • 重曹(50~100g)
  • スポンジまたはブラシ
  • 細いブラシ(歯ブラシなど)

お掃除頻度の目安

週に一度

お掃除の手順

  • シャワーで床を濡らして、浴室用中性洗剤を全体にかけてください。
  • そのまま洗剤の上に重曹を粉のままふりかけます。
  • スポンジやブラシでよくこすりましょう。
  • 汚れが落ちたら、シャワーで洗い流してください。
※カビが生えている場合は、カビキラーなどのカビ取り剤を使ってカビを取ってください。
ただし、カビ取り剤を使用した後は、水拭きと乾拭きをしっかり行いましょう。

お掃除のポイント

お風呂上りにシャワーを床全体にかけて、汚れの原因になる皮脂やアカを洗い流しましょう。
シャンプーボトルなどの小物を床に置くと水はけが悪くなるので、床に置かずにラックを使用して整頓しましょう。
スポンジやブラシが届きにくい箇所は細いブラシ(歯ブラシ)を使用しましょう。

浴槽

浴槽は、汚れが付着しやすい場所の一つで、水アカや石けんカス、湯アカが原因です。
体が直接触れる場所なので、特に清潔にしておきたいですよね。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • スポンジまたはブラシ
  • クエン酸スプレー
  • スポンジまたはブラシ
  • 細いブラシ(歯ブラシなど)
  • つけ置き洗いする場合
  • 重曹(200g)またはセスキ炭酸ソーダ(大さじ1~1.5)

お掃除頻度の目安

毎日

お掃除の手順

  • シャワーで浴槽を濡らして、浴室用中性洗剤を全体にかけてください。
  • そのまま洗剤の上に重曹を粉のままふりかけます。
  • スポンジでよくこすりましょう。
  • 汚れが落ちたら、シャワーで洗い流してください。
残り湯でつけ置き洗いもオススメ

つけ置き洗いの手順

  • 浴槽の残り湯に重曹もしくはセスキ炭酸ソーダを入れてまんべんなく溶かします。
    ※ついでに汚れを落としたい風呂おけや風呂イス、小物類も入れておきましょう。
  • 半日~1日放置して、水を抜きます。
  • スポンジやブラシでよくこすりましょう。
  • スポンジでこすって汚れを落としましょう。
※水アカのザラザラした汚れにはクエン酸が有効です。
クエン酸水をかけてスポンジでこすってください。

お掃除のポイント

入浴後は熱で汚れがゆるんでいるので、汚れが落ちやすいため、お掃除は入浴後にするのがオススメです。
ゴム栓や汚れがたまりやすい部分です。細かい部分なので、歯ブラシなどを使用してお掃除しましょう。
水位線は水アカが残りやすいため、念入りに汚れをこすりましょう。

エプロン

エプロンは浴槽の側面カバーのことです。
一度もお掃除をしたことがない方も多いのではないでしょうか。
エプロン内部は汚れに気付きにくく、カビも発生しやすい箇所です。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • カビキラーなどのカビ取り剤(必要に応じて)
  • スポンジ

お掃除頻度の目安

年に一度か二度

お掃除の手順

  • 取り扱い説明書に従って、エプロンを外します。
    エプロンを持ち上げて、手前に引くと外れるタイプが多いです。
    ※外したエプロンを壁に立てかけると床や壁を傷めてしまう場合がありますので。床の上に寝かせましょう。
  • エプロンに付着している髪の毛や大きなゴミを取り除き、カビキラーなどのカビ取り剤をふりかけます。
  • 浴室用中性洗剤をスプレーしてスポンジやブラシでこすり、汚れを落としてください。
  • シャワーで洗い流したら、良く乾かし、エプロンを元に戻しましょう。

お掃除のポイント

カビ取り剤や洗剤はしっかり洗い流してください。
カビ取り剤や洗剤が残ってしまうと、カビの栄養分になってしまいカビが繁殖してしまうので、しっかり洗い流しましょう。
エプロ取付けは、すき間やズレがないように取りつけましょう。

風呂釜

風呂釜の内部は目では確認できない箇所なので、どのくらい汚れているかわかりません。
ジャバ」などの専用の洗剤を使用する必要があります。
汚れを放置すると大腸菌群やブドウ球菌などの雑菌の住み処になってしまいます。

用意するモノ

  • 「ジャバ」などの風呂釜洗浄剤

お掃除頻度の目安

月に一度

お掃除の手順

  • 浴槽内の水位を浴槽の穴より5㎝ほど上になるように調節します。
    ジャバをまんべんなく浴槽内に全量入れます。
  • 追いだき運転を2〜3分ほどしたら、約10分ほど放置し、排水します。
  • スポンジでよくこすりましょう。
  • 再度、浴槽に同量の水をためて、5分ほど追いだき運転をし、排水します。
    浴槽のフィルターに汚れが付着する場合があるので、確認しましょう。
    汚れていたら、お掃除しましょう。

お掃除のポイント

浴槽のフィルターは外さず使用します。
刺激があるので、粉が目に入らないように注意してください。
他の洗浄剤や漂白剤と併用・混合しないでください。

排水口

排水口は、髪の毛や石けんカス、皮脂汚れなど様々な汚れが混ざって蓄積されています。
この汚れをエサにカビが発生し、繁殖します。
ヌメヌメした汚れや嫌な臭いの原因にもなってしまいますので、早めに対処しましょう。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • カビキラーなどのカビ取り剤(必要に応じて)
  • 重曹水
  • スポンジ
  • 細いブラシ(歯ブラシなど)

お掃除頻度の目安

週に一度

お掃除の手順

  • まず、排水口カバー、ヘアキャッチャー、封水筒、パッキンなど外せるものは全て外します。
  • ヘアキャッチャーに絡まった髪の毛やゴミは手で取りましょう。
  • パーツごとに浴室用中性洗剤とスポンジでこすり落としていきます。
    細かい部分は歯ブラシなど使用して汚れを落としてください。
※カビが生えている場合は、カビキラーなどのカビ取り剤を使ってカビを取ってください。
ただし、カビ取り剤を使用した後は、水拭きと乾拭きをしっかり行いましょう。

汚れがひどい場合は重曹パックをしましょう。

重曹パックの手順

  • キッチンペーパーに重曹水含ませて、汚れが気になる箇所に貼り付けます。
  • 10〜15分ほど放置して、洗い流してください。

お掃除のポイント

カビのエサになるので、排水口に髪の毛や汚れがたまったらすぐに取り除きましょう。
排水口用のネットなど使用すれば捨てやすくなるのでオススメです。
排水口がつまるようになったら、排水パイプ用の洗剤を使用しましょう。
嫌な臭いにも有効です。

鏡・水栓

鏡は水アカができやすく且つ目立ちやすい箇所です。
水アカの原因は「」なので、水滴を残さないことがポイントです。
入浴後はしっかり水滴を拭き取りましょう。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • クエン酸スプレー
  • スポンジ
  • 細いブラシ(歯ブラシなど)
  • キッチンペーパー
  • ラップ

お掃除頻度の目安

週に一度

お掃除の手順

  • シャワーで鏡、水栓を濡らして、浴室用中性洗剤をかけてスポンジでこすります。
  • 水栓のお掃除がしにくい箇所は、細いブラシでこすりましょう。
  • 汚れが落ちたら、シャワーで洗い流してください。

頑固な水アカにはクエン酸パックが効果的です。

クエン酸パックの手順

  • クエン酸水をキッチンペーパーに浸して、鏡、水栓全体を覆うようにピッタリ貼り付けます。
  • 貼り付けたキッチンペーパーの上にラップをかぶせてください。
  • 1~2時間放置して、時間が経ったら、キッチンペーパーとラップを剥がしてください。
  • スポンジで水アカをこすりましょう。
  • 水アカが落ちたら、シャワーで洗い流して乾拭きしてください。

お掃除のポイント

入浴後は鏡、水栓の水滴をきれいに拭き取ると水アカができにくくなります。
スクイージー(水切り)を使用すれば、簡単に水滴をとることができます。

シャワーヘッド

見落としがちなシャワーですが、長く使用しているとヘッド部分には石けんカスや水アカ、ホース部分には石けんカスや皮脂汚れが付着し、汚れがたまっています。
見落としがないように、しっかりきれいにしましょう。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • クエン酸水・スプレー
  • セスキ炭酸スプレー
  • スポンジ

お掃除頻度の目安

月に一度

シャワーヘッド

お掃除の手順

  • 洗面器にクエン酸水を入れて、シャワーヘッドを入れる。
    シャワーヘッドをしっかり浸しましょう。
  • 一時間ほど放置します。
  • スポンジやブラシで汚れをこすり落としてください。
    洗面器からシャワーヘッドを取り出し、水で洗い流しましょう。

シャワーホース

お掃除の手順

  • 浴室用中性洗剤をシャワーホースにかけてスポンジでこすります。
  • 汚れが落ちたら、シャワーで洗い流してください。
頑固な皮脂汚れはセスキ炭酸スプレー、石けんカスや水アカにはクエン酸スプレーを使用して汚れをこすり取りましょう。

お掃除のポイント

シャワーヘッドの穴部分もしっかり洗いましょう。
目詰まりをしている場合は、つまようじなどで汚れを取ってください。

洗面器・イス

お風呂場の洗面器やイス、小物には水アカや皮脂汚れが付着しています。
一つずつ洗うのは大変なので、まとめてつけ置き洗いをしましょう。

用意するモノ

  • スポンジまたはブラシ
  • クエン酸
  • 重曹(200g)またはセスキ炭酸ソーダ(大さじ1~1.5)

お掃除頻度の目安

週に一度

お掃除の手順

  • 浴槽の残り湯に重曹もしくはセスキ炭酸ソーダを入れてまんべんなく溶かします。
  • 半日~1日放置して、水を抜きます。
  • スポンジでこすって汚れを落としましょう。
※汚れが落ち切らない場合は、クエン酸水パックが効果的です。

お掃除のポイント

泡が付着したままだとカビやヌメリが発生するので、入浴後にシャワーをかけて泡などを洗い流しましょう。

浴槽のフタ

浴槽のフタのお掃除は他の箇所に比べると、洗う頻度が少ないのではないでしょうか。
しかし、汚れを放置するとカビの温床になってしまう可能性があります。

用意するモノ

  • 浴室用中性洗剤
  • カビキラーなどのカビ取り剤(必要に応じて)
  • スポンジ

お掃除頻度の目安

週に一度

お掃除の手順

  • お風呂のフタにシャワーをかけて濡らします。
  • 浴室用中性洗剤をかけてスポンジでこすりましょう。
    へこんでいるところはブラシを使用しましょう。
  • 汚れが落ちたら、シャワーで洗い流してください。
※カビが生えている場合は、カビキラーなどのカビ取り剤を使ってカビを取ってください。
ただし、カビ取り剤を使用した後は、水拭きと乾拭きをしっかり行いましょう。

上記でご紹介した洗面器やイスをつけ置き洗いする際に、お風呂のフタも一緒に入れてもOKです!

お掃除のポイント

汚れをシャワーで洗い流したら、すぐに丸めず、広げてしっかり乾かしましょう。

お風呂掃除をもっと楽にする方法

入浴後、浴槽や壁にお湯をかけてから水をかける

カビや赤カビは湿度が高く、水分はあると発生します。

入浴後に浴槽や壁に温水をかけて、シャンプーやボディーソープなどの石けんカスをしっかり洗い流しましょう。

ちなみに、50度以上の熱湯を5秒以上かけるとカビは死滅します。
一週間に一度は50度以上の熱湯をかけるときれいな状態を保つことができます。

温水をかけて汚れを落とした後に冷水をかけて浴室内の温度を下げてください。
温度を下げることでカビや細菌の発生を防ぐことができます。

水分を拭き取る

水分が壁や床、お浴室内全体に残っていると、蛇口や鏡などに残った水滴は水アカに変化します。
また、カビを繁殖させる原因にもなってしまいます。

入浴後は、浴室内の水分をしっかり拭き取ることで水アカやカビの発生を防ぐことができます。

吸水性の高いタオルや水気を切るスクイージーを使用して水分を拭き取りましょう。

お風呂場にたくさん物を置かない

お風呂場の床にシャンプーや小物などたくさん置いてしまうと、水や汚れがたまりやすくなり、汚れの原因になります。

ラックやS字フックを利用してモノを直接床に置かないようにしましょう。
あまり使用しないものは、洗面所や収納にしまいましょう。

排水口にたまった髪の毛や汚れを取る

排水口にたまった髪の毛や汚れは、カビやヌメリの原因になります。
汚れをエサに「」が発生しますので、注意が必要です。
排水口の髪の毛や汚れはすぐに取り除きましょう。

お風呂の排水口用ネットなど使用すれば捨てやすくなるのでオススメです。

また、排水口に丸めたアルミホイルを2、3個入れておくと、ヌメリや菌を予防できるのでオススメです。
アルミホイルは水に濡れると、アルミニウムイオンという金属イオンを発生します。

バクテリアや細菌の発生を防ぐ効果があり、細菌などが排水口の汚れをエサにして繁殖し、ヌメリの元になるのを抑えてくれます。
家にあるアルミホイルで試してみましょう。

換気扇を24時間回しておく

お風呂場は湿気が多く、カビや汚れが発生しやすい場所です。

換気扇を24時間回しておくことでカビや汚れの発生を防ぐことができます。

電気代が気になるところですが、1か月約400円程度です。

お風呂場は、しっかり乾燥させることが重要です。
換気扇は24時間回しておきましょう。

換気扇については、以下の記事で詳しくご説明しています。

さらに詳しく

汚れの種類と場所別のお掃除方法を知って、お風呂をキレイに保ちましょう

お風呂の汚れを理解して、お掃除することは大切です。
やみくもに洗剤とスポンジを使ってお掃除しても、落ちない汚れはあります。

また、お風呂場を一気にお掃除すると時間も手間もかかるので、場所別に一日ずつお掃除すれば簡単です。

是非この記事を参考にして、お掃除してみてくださいね。
きっとピカピカでキレイになるはずです。
キレイなお風呂をキープして、リラックスできるお風呂タイムを過ごしましょう。

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