玄関周りがだんだん古くなり、リフォームを検討している人もいるのではないでしょうか。
リフォームをする時に気になるのが費用面です。
玄関ポーチといっても階段や手すりなど色々な箇所があり、リフォームにかかる費用も変わってきます。
今回は玄関ポーチのリフォームを考えている人に向けて、リフォームの種類や費用目安、注意点など色々なポイントを紹介していきます。
玄関ポーチのリフォームが
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目次
玄関ポーチのリフォームにはどのような種類がある?費用目安も紹介
玄関ポーチのタイル
タイルは玄関ポーチの中でも劣化しやすい箇所です。
人が出入りすることが多いので、衝撃でタイルがひび割れてしまったり、塗装が剥げたりするケースがあります。
業者に依頼してタイルを交換する時の費用相場は、5万円~10万円程度です。
タイルの張り替え自体はそれほど難しい作業ではないため、DIYで済ませる人も多くいます。
DIYであれば交換費用を安く抑えることができますが、綺麗に仕上がらない場合があるので注意が必要です。
手すりを設置・交換する
玄関ポーチには、手すりが取り付けられているタイプがあります。段差を上がる時の転倒防止や、バリアフリーのためです。
将来高齢になった時のことを考えて、リフォームして新たに手すりを設置するケースも多いです。
業者によって変わりますが、10万円前後が交換費用の相場となっています。
庇(ひさし)の交換費用
玄関ポーチに庇(ひさし)がついていると、雨をしのげるため家への出入りがしやすくなります。
風にさらされる部分なので、劣化したらなるべく早く交換や修理をすることが推奨されています。
庇の大きさやデザイン、使われている材質によっても変わりますが、交換費用の相場は30万円~50万円程度です。
玄関ポーチをリフォームするタイミングは?
10年以上経ったらリフォームのタイミング
家を建てて10年経った時が、リフォームを考える1つの目安です。
もちろん、10年経ったからといって必ずリフォームが必要になるわけではありませんが、10年経つと寿命を迎えてしまうものがあります。
例えばタイルを張り付ける時に使われる接着剤です。
10年経つと接着力が弱まり、タイルが剥がれてしまう可能性があります。
タイル自体は綺麗でも、接着剤の効果がなくなるとトラブルが起こりやすくなるので、交換することが推奨されています。
タイルが破損してしまった時
10年経っていなくても、タイルが破損してしまったらリフォームしたほうがよいでしょう。
タイルにひびが入るとそこから水が侵入し、内部の劣化が進んでしまいます。
放置しておくと玄関ポーチ全体の劣化を早めることになるので、なるべく早く対処することをおすすめします。
また、タイルがひび割れていると、怪我をする恐れがあります。
建物だけではなく、自分自身や家族を守るためにも、タイルが劣化していないか定期的にチェックしておきましょう。
庇の塗装が剥げてしまった時
庇の塗装が剥げているのを見つけた時は、リフォームを検討してください。
玄関ポーチの庇の塗装が剥げてしまうと、そこから雨水が侵入してしまい腐食が進みます。
雨漏りの原因になりますし、建物全体を痛めてしまう可能性があるので、なるべく早く交換したほうがよいでしょう。
ライフスタイルが変わった時
年を取ったり家族が増えたりすると、ライフスタイルが変わります。
老齢になると身体機能が低下してしまい、玄関のちょっとした段差に苦労するケースが多いです。
また、親と同居することになった、子供ができたなどの理由で、ライフスタイルが変わってしまうことがあるでしょう。そんな時に、玄関ポーチをリフォームするのも1つのタイミングです。
入り口までをスロープに替えたり、手すりを設置したりするだけで、安全性や快適性が大きく変わります。
玄関ポーチをリフォームする時の注意点!
タイルは素材選びにこだわろう
玄関ポーチにタイルを使用することも多いですが、リフォームする時は素材選びに気を使う必要があります。
もちろんデザインも重要なポイントですが、見た目だけを重視してしまうと失敗します。
まずチェックしておきたいのが滑りやすさです。
タイルの中には表面がツルツルしていて、滑りやすい素材のものがあります。
玄関は家族はもちろん、来客があった時など多くの人が出入りする場所です。
滑りやすいタイルだと転倒して怪我をする恐れがあるので、滑りにくい素材のタイルを選ぶようにしましょう。普段は大丈夫でも、雨が降った時に滑りやすくなる素材があるので注意してください。
また、汚れにくい材質のタイルを選べば普段のお手入れが楽になります。
玄関は家の顔にもなる部分なので、普段からこまめに掃除しているという人も多いでしょう。
汚れにくい加工がされているタイルを選べば、綺麗な状態を保ちやすくなります。
スロープを設置する時は勾配に注意
バリアフリーのために、玄関にスロープを設置するケースが多いですが、その際は勾配に注意が必要です。
急な勾配にしてしまうと、せっかくスロープを設置しても、バリアフリーの意味がありません。
バリアフリーを考えるのであれば、車いすの人でも苦労することなく利用できる勾配にするとよいでしょう。
高低差にもよりますが、勾配は1/8、角度は7°以下にすると高齢者や車いすの人が無理なく使えるスロープになります。
ただし、勾配を緩くすればするほど、スロープを設置する面積が広くなります。
一般的な住宅は玄関ポーチを設置するスペースが限られているので、確保できる広さとスロープの利用しやすさのバランスを考えて、勾配を決めるようにしてください。
玄関のバリアフリー化について詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しています。
さらに詳しく
階段を設置する場合の段差
玄関ポーチに階段を設置する場合は、どの程度の段差にするか考える必要があります。
階段1段の段差を高くすれば設置する段数が少なく済みますが、上り下りする時の負担が大きくなります。
子供や高齢者が頻繁に上り下りするのであれば、1段の高さは15cm以内にするとよいでしょう。階段に滑りにくい床材を使えば、安全性が高くなります。
リフォームを依頼する業者を選ぶ時のポイント
玄関ポーチのリフォーム実績が多い業者を選ぶ
リフォーム業者は、玄関ポーチだけではなくキッチンやお風呂など、様々なリフォームを行っています。
それぞれ得意としているものが変わるので、玄関ポーチのリフォーム実績が多い業者に依頼するほうが安心です。
ホームページなどをチェックして、これまでにどんなリフォームを行ってきた業者なのか確認しておきましょう。
安さだけに注目しない
少しでも安くリフォームしたいと考える人が多いですが、安さばかりに注目すると失敗してしまいます。
複数の業者に見積もりを依頼してみて、あまりに相場より安い見積もりを提示してきた業者には注意が必要です。
同じ材料を使って工事を行うにも関わらず、費用がかなり安いということは何か理由があるはずです。粗悪な材料を使う、素人同然の職人が施工するといった可能性も考えられます。
どんなに安くても、希望の仕上がりにならなければ意味がありません。
見積もりがあまりに安いと感じた時は、ネットの口コミなどを見て悪い意見がないかチェックしてみましょう。
保証やアフターサービスがしっかりしているか
リフォームが終わっても、後から変更したい箇所や不具合が出てしまうことがあります。
その時に、しっかり対処してくれるかどうかも大切です。
保証やアフターサービスが充実していれば、安心して任せることができます。
気になる箇所があったらなるべく早めにリフォームを考えよう!
階段や床、庇など玄関ポーチには様々な箇所がありますが、どれか1つでも劣化していると見た目が悪くなるだけではなく、快適性や安全性にも影響が出てしまいます。
タイルが破損していると転倒してしまう恐れがありますし、庇が傷んでいると雨が侵入して他の箇所まで劣化してしまうかもしれません。
何か異常を発見した時は、なるべく早く対処することが大切です。
まずは信頼できる業者に相談して、どのようにリフォームするか計画を立ててみましょう。
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