食洗機をすでにお使いの方は「食洗機を取り付けて良かった!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、壊れてしまったら新しい食洗機に交換が必要です。
ビルトイン食洗機の取り付け費用はどのくらいかかるのかご存知ですか?
また、新たにビルトイン食洗機の取り付けを検討している方も、費用が気になるところですよね。
そこで今回は、ビルトイン食洗機の交換と後付けの費用についてまとめてみました。
あわせて、食洗機の種類についてご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
食洗機の取付・交換が
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ビルトイン食洗機の取り付け相場はいくら?
ビルトイン食洗機を交換する場合
ビルトイン食洗機の取り付け相場は、工事費込みで約90,000〜170,000円程度になります。
サイズ別の取り付け相場は以下の通りです。
※メーカーや機種によって、費用は異なります。
ミドルタイプ(浅型) | 約90,000〜140,000円 |
ディープタイプ(深型) | 約130,000〜170,000円 |
【工事費用】
約40,000円
【オプション工事】
化粧パネル | 約6,000〜12,000円 |
止水栓交換 | 約3,300円 |
ミドル→ディープに交換(下部収納撤去) | 約5,500円 |
ディープ→ミドルに交換(下部収納設置) | 約40,000円 |
トップオープン→ミドルに交換(フタ・下部収納設置) | 約55,000円 |
ビルトイン食洗機を後付けする(新規設置)場合
ビルトイン食洗機を後付けする場合は、本体設置費の他に給排水工事や電気工事が必要です。
取り付け相場は、工事費込みで約145,000〜225,000円程度になります。
【後付け工事費用】
給排水工事 | 約15,000~20,000円 |
電源移設工事 (食洗機設置場所の近くにコンセントがある場合) |
約8,000~10,000円 |
食洗機用電源工事 | 約35,000~40,000円 |
上記の設備(給排水配管と食洗機用のコンセント)が整っている場合、工事は必要ありません。 | |
キャビネット交換工事 | 約20,000~60,000円 |
食洗機の横幅は45㎝または60㎝です。
しかし、取り付け予定のキャビネットの幅が60㎝・75㎝・90㎝の場合は、キャビネットを撤去し、食洗機の横幅に合うキャビネットを設置する必要があります。 例:キャビネットの幅が75㎝で45㎝の食洗機を取りつける場合は30㎝のキャビネットを設置します。 |
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キャビネット加工工事 | 約30,000~50,000円 |
上記のキャビネット交換工事でキッチンに合うものがない場合、キッチンを加工して食洗機とキッチンの幅に合う引き出しを作成します。
ただし、キッチンを加工することによって、切り口が露出してしまったり、将来的にキッチンが歪んでします可能性があります。 |
設置する際に注意する4つのポイント
取り付け場所の確認
ビルトイン食洗機の取り付け場所は、基本的にキャビネットまたはシンク下になります。
取り付け場所の扉の横幅が45㎝あれば、食洗機を設置することができます。
取り付け場所の寸法を計測する
取り付け場所の奥行き・高さ・横幅によって、設置できる食洗機は異なります。
取り付け場所のキャビネット
ビルトイン食洗機を後付けする場合、キャビネットを撤去する必要があります。
そのため、単体ユニットでなければいけません。
単体ユニットかどうか確認する場合は、引き出しを外します。
隣のキャビネットから側板が独立していれば単体ユニットです。
電源の有無を確認
ビルトイン食洗機を取り付ける場合は、キッチン内部にコンセントが必要になります。
分電盤に「食洗機用」の電源があるか確認ましょう。
なければ、電源工事が必要です。
ビルトイン食洗機の取り付けが難しい場合
取り付けに必要な寸法が足りない
必要な寸法は以下の通りです。
キッチンカウンター下に取り付ける場合

- A.キッチンカウンターの奥行き 60㎝または65㎝以上
- B.キッチン内部の奥行 60㎝以上
- C.キッチンの高さ 75㎝以上
- D.キャビネットの横幅 45㎝または60㎝
※状況によっては、設置可能
シンク下に取り付ける場合(Panasonic)

- A.キッチンカウンターの奥行き 65㎝以上
- B.扉の横幅 45㎝以上
- C.シンク下の奥行 60㎝以上
- D.シンク下の空間幅 41.5㎝以上
- E.シンク下扉奥高さ 47㎝以上
シンク下に取り付ける場合(リンナイ)

- シンク下の奥行 55㎝以上
- シンク下の空間幅 41.5㎝以上
- シンク下扉奥高さ 47㎝以上
ビルトイン食洗機のサイズと開閉方式
サイズ
ミドルタイプ(浅型)
ミドルタイプ(浅型)の食洗機は、お皿やお茶碗などの食器類が人数分すっきり収まります。
しかし、大きなフライパンや鍋等など入れると、ドアが閉まらない場合があります。
また、フライ返しやおたまなど長いものは縦に入れることができません。
深さのあるボウルや調理器具は入れ方に工夫が必要です。
ただし、ミドルタイプの食洗機は機器の下にキャビネットが設置されている場合が多いので、洗剤や小物などを収納することができます。
また、交換、後付け費用も抑えることが可能です。
庫内容積 | 約40L |
食器点数 | 約33~40点(約4〜5人分) |
ディープタイプ(深型)
ディープタイプ(深型)の食洗機は、約4〜6人分の食器類をセットしてから、フライパンや鍋等を伏せて置くことが可能です。
27㎝までの長い調理器具は、小物入れに立てていれることができます。
ミドルタイプに比べて深さがあるので、上かごの下に空間のゆとりがあるため、下かごの食器類の出し入れが簡単に行えます。
深さがあるが故に、機器の下にキャビネットが設置されていない場合が多く、収納スペースはありません。
※キャビネットが設置されている場合もあります。
また、ミドルタイプに比べ、交換・後付けの費用は高くなります。
ご家族の人数が多い場合や大きい鍋等を洗いたい方は、ディープタイプがオススメです。
庫内容積 | 約60L |
食器点数 | 約37~44点(約4〜6人分) |
開閉方式
スライドオープン
参考リンナイ
スライドオープンは、扉を引き出しのようにスライドさせて開閉します。
フロントオープンのように、腰をかがめる必要がないので、食器をラクな姿勢でセットできます。
しかし、食器類を下のかごから入れていく必要があるので、コツや工夫をしなければいけません。
メリット
- 種類が豊富
- かがむ必要がない
- フロントオープンに比べて節水に優れている
デメリット
- 収納点数が少ない
- 食器を下かごからセットしなければいけないのでコツや工夫が必要
フロントオープン
参考リンナイ
フロントオープンは、手前に扉を開けるタイプ。
スライドオープンに比べて収納点数が多く、家族の人数が多いご家庭にオススメです。
かごが上下2段になっているので、食器等はセットしやすいですが、かがむ必要があります。
そのため、ご高齢の方や腰が悪い方にはオススメできません。
メリット
- 収納点数が多い
- カゴが上下2段に分かれてるので、食器がセットしやすい
- 国内メーカーでは、リンナイのみ
デメリット
- 食器をセットする際に腰をかがめる必要がある
- 食器をセットする際に水が床にポタポタ落ちる
ビルトイン食洗機の取り付け相場を把握して、計画的に交換・後付けしよう
今回の記事では、ビルトイン食洗機の交換と後付け費用についてご紹介いたしました。
いかがでしょうか?
ビルトイン食洗機の工事費込みで約90,000〜170,000円程度。
後付けする場合は、本体設置費の他に給排水工事や電気工事が必要になるため、工事費込みで約145,000〜225,000円程度になります。
また、キッチンの状況によって、後付けが難しい場合があるので注意が必要です。
ご自身では判断が難しいと思いますので、専門の業者に確認してもらいましょう。
ビルトイン食洗機の交換・後付けをご検討されている方が是非参考にしてみてくださいね。
食洗機の取付・交換が
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